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勇者2月29日(うるう年)の意味

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2016年2月29日はうるう年

勇者2月29日(うるう年)の意味

なんて直球なタイトルなんでしょうかw

でも今日2月29日は4年に1度「うるう年」なのでお許しください。
漢字で書くと「閏年」となります。

今回はこの「うるう年」についてお伝えしていきたいと思います。

 

なぜ呼び名が「うるう」なの?

通常よりも数が多いことを「閏」と言うんですね。
そういえば、2015年7月1日に時間の調整を行う「うるう秒」がありました。
例えば月単位だと閏月日単位だと閏日秒単位だと閏秒と呼ぶそうで、閏月や閏日が存在する年は「うるう年」となるんです。
もしも「うるう秒」をお忘れなら下記の記事『7月1日午前8時59分60秒は「うるう秒」』をご覧ください。

 

7月1日午前8時59分60秒は「うるう秒」
「うるう秒」とは? 「うるう秒(閏秒)」とは、現行の協定世界時 (UTC) において、世界時のUT1との差を調整するために追加もしくは削除される秒だという。 この現行方式のUTCは1972年に始まっているのだが、「うるう秒」は2012年まで...

 

太陽と「うるう年」の密接な関係

太陽と「うるう年」の密接な関係

「うるう年」を語る上で外せないのが、太陽年太陽暦なんです。

太陽年とは、地球が実際に太陽の周りを回る周期のことを示します。
太陽暦とは、地球が太陽の周る周期を基にして作られた暦で、1年の日数を1太陽年に近似させて示しています。

現行の太陽暦の1つに世界で最も多くの地域で使用されているグレゴリオ暦というものがあります。
このグレゴリオ暦「うるう年」の親と言ってもいい存在らしいんです。
そもそもグレゴリオ暦は、1582年にローマ教皇グレゴリウス13世がユリウス暦を改良して制定した暦法だそうで、紀年法はキリスト紀元である西暦を用いています。

日本では、1872年(明治5年)にこのグレゴリオ暦が採用されており、明治5年12月2日の翌日を明治6年1月1日としてグレゴリオ暦の1873年1月1日に合わせています。

なんか自分で書いてても勉強になります。
しかし、凡人の私くらいになると『400年あったら100回の「うるう年」でしょ!』って単純な割り算で考えがちなんですがそうではないようなんです。

 

グレゴリオ暦では特殊な計算でうるう年を算出

グレゴリオ暦の本質は下記のようなものなんです。

 

  • 通常は1年を365日とする。
  • 1年の平均日数を365.2425日とするため、400年間で97回の「うるう年」を設けてその年を366日とする。

  ※この平均日数365.2425日は、実際に観測で求められる平均太陽年(回帰年)の365.242189572日(2013年年央値)に比べて26.821秒だけ長い

 

そしてグレゴリオ暦では「うるう年」の算出に特殊な方程式を用いています。
基本となるのは次の3つ。

 

  1. 西暦年が4で割り切れる年を「うるう年」の366日とする。
  2. 100で割り切れる西暦年は通常通り365日とする。
  3. 400で割り切れる西暦年は「うるう年」の366日とする。

 

例えば、今後を例にして考えると次のようになります。

西暦2016年・2020年などは、4で割り切れるので「うるう年」の366日。
西暦2100年・2200年などは、100で割り切れるので通常通り365日。
西暦2400年・2800年などは、100で割り切れますが400でも割り切れるので「うるう年」の366日。

 

なんで「うるう年」は2月なの?

なんで「うるう年」は2月なの?

紀元前8世紀頃のローマでは、ロムルス暦という暦が使われていたらしく、現在の1月~2月は存在しなかったらしいんです。
その後、ヌマ暦となった時に1月と2月が追加され、やっと現在のように1年は12か月となりましたが2月は年末(現在の12月)とされました。

そして、ユリウス暦となった時に4年周期で「うるう年」を導入する際、ヌマ暦の2月は年末という認識が残っていたため、「うるう年」を年末にしたそうなんです。
現在なら大晦日の12月31日と元旦の1月1日の間に「12月32日」なる日があるといったところでしょうか。
こんな理由で「うるう年」は2月の最終日となったようですよ。

 

もしも「うるう年」がなかったら

もしも「うるう年」がなかったら

みなさんご存知のように暦では、1年を365日と定めています。

しかし、地球が太陽を一周するのにかかる正確な時間は365日ジャストではないそうなんです。

 

その時間は約365.24219日

 

時間に換算してサッカー的に例えてお伝えすると、5時間48分46秒ものアディショナルタイムが存在していたんですね。
1年で5時間48分46秒もの時間を計算せずに、1年365日で計算していってしまうと凄いことになるんです。

すでにネタバレ感満載ですが、もう少しだけお付き合いください。

アメリカの専門家らが計算した結果では、2016年2月29日ではなくなっています。

 

なんと1年以上先の2017年7月15日

 

日本で7月といえば真夏ですし、何という誤差なんでしょうか。
ネガティブに考えると、まさにタイムスリップした感覚。
それに、聞いたとたんなんとなくシワが増えて老けた様に感じているのは私だけでしょうか。
しかし、ポジティブに考えると1年以上得してるのかもしれません。

そこで「これじゃいかん!!調整せねば!!」という理由で、勇者のごとく立ち上がったのが「うるう年」とのことなんです。
4年に1度だけ、プラス1日された366日を1年を設けることで、4年間の誤差を一気に解消してくれているんですね。

しかし、勇者「うるう年」とはいえ1日の長さは24時間00分00秒。
この「うるう年」の導入だけでは時間を調整しきれないので、例外として「うるう年」でも365日のまま計算する年を設けることで少しずつ精度を高めているそうです。

また、グレゴリオ暦で1年の平均日数を計算すると365.2425日なのですが、地球が太陽を一周するのにかかる時間は先程お伝えした約365.24219日となります。
グレゴリオ暦の1年365.2425日と、地球が太陽を一周する1年365.24219日では、約0.00031日程度の誤差が生じてくる計算となります。
1年だと、わずか0.00031日程度の誤差ですが、数千年も経てば1日分くらいの時間になってしまうでしょうね。
そんな時には勇者「うるう年」が2日になるなんてこともあるのかもしれません。

 

2014年における日本平均寿命は、男性が80.50歳女性が86.83歳
そこから考えると、一生のうちに経験する「うるう年」は20回前後となります。
生涯で20回前後しかない「うるう年」をみなさんも満喫してはいかがでしょうか。

 

千葉県松戸市の「ラブ探偵事務所」現役調査員M