サッカー日本代表の歴史的瞬間
2018年6月19日夜、それはサッカー日本代表が新たな歴史の1ページを刻んだ瞬間だった。
FIFAワールドカップロシア大会で予選Hリーグの日本代表の初陣となるコロンビア代表との一戦が行われたのだ。
日本は試合開始直後の前半3分、日本代表MF香川真司のシュートをコロンビア代表MFカルロス・サンチェスが故意に右腕でブロックし、レッドカードで一発退場となった。
その直後、PKを香川真司が落ち着いて先制ゴールを決めたのだ。
その後、10人対11人と数的有利な試合とはいえ、さすが南米コロンビア代表というべきか、ボールを支配されてはシュートまで持っていかれ、何度もピンチをしのぐ日本代表。
前半39分、ついにフアン・フェルナンド・キンテロのフリーキックで1-1の同点に追いつかれてしまう。
後半に入り、日本代表は流れを変えるべく、MF香川真司と本田圭佑を交代。
本田はペナルティーエリア外から果敢にミドルシュートを放つなど、ゴールを狙う。
そして後半28分、本田圭佑の蹴ったコーナーキックをFW大迫勇也がコロンビア代表のディフェンス陣の間に入り込みながら、ドンピシャのタイミングでヘディングで合わせ、勝ち越しゴールを決めたのだ。
日本代表はそのまま1点リードを守り切り、W杯でアジア勢初となる南米からの勝利をもぎ取ったのだった。
終始数的有利な試合だったとはいえ、南米コロンビア相手の勝ち点3は非常に大きい。
サッカー日本代表は新たな歴史の1ページを創りあげたのだった。
ぜひともサッカー日本代表には次の新たな1ページを創りあげてもらいたいと思った。
「半端ないって・・・」日本全土に拡大中
決勝点を叩き込んで大活躍した日本代表FW大迫勇也を称える言葉として、瞬く間に日本全土に広まったのが「大迫半端ないって・・・」の言葉。
私Bの予想では、2018年の流行語大賞になるであろうと思っているのだが・・・。
今を瞬くこのお言葉、高校サッカー界では名言として知られている言葉なのだが、みなさんはご存じだろうか。
それは、2009年度全国高校サッカー選手権までさかのぼる。
当時の大迫勇也が選手としてプレーしていた鹿児島城西vs滝川第二の準々決勝。
結果は、2-6で滝川第二が大敗したのだった。
その試合後、当時の滝川第二の中西隆裕主将が落ち込むチームメイトを元気付けようとロッカールームで大迫を称えて言った言葉。
それが、今サッカー界隈を騒がしている「大迫半端ないって・・・」なのだ。
当時高校生だった大迫勇也の高校生離れしたプレーを「大迫半端ないって・・・」「そんなんできひんやん普通」と悔しがったり、「大迫うまいなぁ~」「あれは絶対、全日本(日本代表)に入るな」などと大絶賛ている。
今から約10年前・・・全国高校サッカー選手権準々決勝で夢敗れた1人のサッカー少年が試合後のロッカールームで言ったその言葉が長い時を経て新たな流行語となりつつある・・・。
素晴らしい心温まるエピソードなのだ。
ワールドカップ豆知識~レッドカード編~
対日本戦で前半3分でレッドカードとなってしまったコロンビア代表MFカルロス・サンチェスは、ワールドカップ史上2番目に早い退場処分だったという。
そして前半3分のレッドカードのさらに上を行く大会史上最速の退場は、1986年のワールドカップでウルグアイ代表のバティスタがスコットランド戦で出されたレッドカード。
その時間、試合開始後なんと55秒というのだから、上には上がいるものなのだとある意味感心してしまったBであった。