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東京小金井ストーカー事件で東京都などを提訴

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東京都小金井ストーカー事件被害者が東京都などを提訴
2016年5月21日午後5時過ぎ。
東京都小金井市のイベント会場でストーカーによる凄惨な事件が起こった。

被害者と加害者の関係はアイドルとファン。
夢を追いかけ音楽活動をしていたアイドルに異常な想いを寄せるファンであった容疑者がストーカー行為を繰り返し、事件を起こしたのだ。

あれから3年と少しの時間が経過した2019年7月10日。
被害者(当時20歳)と母親がこの事件の犯行を未然に防ぐ義務を怠ったとして、警視庁を管轄する東京都、当時の所属事務所、加害者の男性を相手取り、計約7,600万円の損害賠償を求めて提訴した。

提訴同日、被害者・母親・代理人弁護士の3名は東京都霞が関で記者会見を行ったのだが、東京小金井ストーカー事件後に被害者が記者会見に出たのは初めてであり、直前まで会見に出ようか迷っていたのだという。

このストーカー事件、記憶にあるという方も再度読んでみてください。

 

被害者の手記全文

東京都小金井ストーカー事件被害者の手記全文
「まずは、当時、テレビやネットのニュースで私の事件を知り、心配し、心から生きることを願ってくださった方々に感謝を伝えさせてください。心強い言葉やあたたかい支援に、とても救われていました。本当にありがとうございました」

 

記者会見に臨んだ被害者は、用意していた手記の冒頭部分を小さな声で読み上げ、代理人弁護士が下記の手記を紹介したという。

 

まずは、当時、テレビやネットのニュースで私の事件を知り、心配し、心から生きることを願ってくださった方々に感謝を伝えたいと思います。心強い言葉やあたたかい支援に、とても救われていました。本当にありがとうございました。
被害にあってから今日まで、事件のことを考えなかった日はありません。少しでも現状を打破できたらとの思いで治療を受けていますが、なかなか変わることはできず、常に事件のことが心と体にまとわりついて離れないような感覚です。
戻れないとわかっていても、事件の前のような気持ちで過ごせることを望んでしまうこともあります。それでも、なんとなく自分の心をごまかして、平気なフリをして今を生きています。
裁判を起こそうと決めたのは、事件から3年が経つ少し前のことでした。
私と私の家族は、事件当初から警察に対してあることをお願いし続けてきました。それは、私が被害にあう前に相談をしていた(警視庁武蔵野署の)生活安全課の担当者から直接話を聞きたいということです。
初めて警察署に相談をしたのは、大学の先生にかけていただいた電話ででした。執拗なつきまといをされたこと、SNSで生死に関わるようなコメントが多く書かれていることから、その日のうちに相談したい旨を伝えました。
しかし、「今の時間は対応していない」とのことで、別日に約束をし、伺うことになりました。
警察に相談する、という行動は私にとっての最終手段でした。
当時所属していた事務所から、「もし警察に相談すると、警察から被告岩崎に連絡が入って、被告岩崎がかえって興奮してしまうかもしれないから、その覚悟をして相談したほうがいい」と言われ、警察に相談するのに二の足を踏んでしまい、どうしようと思っている間に時間が過ぎてしまったからです。
すでに追い詰められていた心に、その言葉はさらに重たくのしかかってきました。
どうしたら良いのかわからず大学の先生に相談したところ、一緒に警察署に行くことを承諾してくれました。
また、信じてもらうために、SNSを印刷したもの71枚、携帯電話でスクリーンショットしたもの70枚を持っていき、犯人の情報とともに証拠として残していただきました。その資料を相談担当者と一緒に見ながら、「怖い、殺しにくるかもしれない」と伝えました。
その際に、SNS等はブロックすること、また、友人にも被害があるのなら友人にもブロックするよう伝えてほしいと言われました。
私はすでにブロックしていたため、自分の行動は間違っていなかったのだとホッとしました。警察署からの帰り道、「これだけ話せばちゃんと対応してもらえる」と大学の先生と話したことを覚えています。
相談に行った日から事件の2日前までも、警察とは電話で話をしていました。その際にライブがあることを伝えると、中止をするようになどの言葉はなく、むしろ応援をするように「110番があればすぐに会場に駆けつけられるようにしておきます。
あと、ライブ当日は会場周辺の見回りをするよう近くの交番に手配しておくので大丈夫ですよ。じゃあ頑張って」と声をかけられました。
警察からの大丈夫という言葉は、不安な気持ちを打ち消してくれるような力強さがあり、犯人に襲われたあと、病院で意識を取り戻したときも、警察がすぐに駆けつけてくれ命を救ってくれたのだと思っていました。
それから少しづつ、警察が本当は何の対応もしていなかったことを知っていきました。
病院での聴取の際は、自分たちの中ですでに出来上がっているストーリーに、私の言ったちょうどいい言葉を当てはめ、警察にとって都合の良い聴取を作ろうとしていました。(原文ママ)
警察に当時の対応を聞くと、「然るべき部署が対応します、上の者が対応します」と言葉を濁すばかりで、事件が起きてからの3年間、事実を知る機会は一度も設けていただけませんでした。
私と家族は事件当初から、担当者に直接話を聞きたいと、それだけを何度もお願いし続けてきました。警察からの答えは、「裁判になったら明らかにする」というものでした。
裁判でなければ明らかにできないと言われても、裁判を起こすことが正解なのだろうかとずっと悩んできました。ずっとお願いしてきたことの答えが必ず聞けるとは限らないし、ただでさえギリギリな心をこれ以上にすり減らす覚悟を決めなければ、裁判は乗り越えられないと考えていたからです。
事件後、同じようにストーカー被害にあっているという女性から手紙をいただきました。ニュースなどでもストーカーに関する事件を多く目にするようになりました。
自分が被害にあっていた当時は見えていなかったのですが、ストーカー被害で悩んでいる人が思っているよりも多いことを知りました。
裁判を起こすか苦悩していた中、警察の対応のずさんさが明らかにされることで、ストーカーに対する見方や対応がさらに変わってほしい。同じような被害で苦しんでいる人たちが、少しでも早く穏やかな日々を送れたらいいなと願っている自分がいました。
この裁判が、今後起きるかもしれない事件をひとつでも多く防ぐきっかけになることを、ひとりでも多くの人が救われるきっかけになることを信じて、戦っていきたいと思います。

 

東京都小金井ストーカー事件

当時の事件記事

東京都小金井市でストーカーによる事件が発生
ストーカーによる凄惨な事件が発生 2016年5月21日午後5時過ぎ、東京都小金井市のイベント会場でストーカーによる凄惨な事件が起こってしまった。 被害者と加害者の関係は1人のアイドルと1人のファンだという。 アイドルに想いを寄せ...

 

当時のニュースでの報道

2016年5月22日 日刊スポーツより引用

冨田さん警察に相談…ツイッターに「君も死ぬ」

アイドルとして活動し、都内私立大学に通学するTさん(20=武蔵野市)が21日午後5時すぎ、東京都小金井市のイベント会場でファンの男に首や胸、背中、両腕など全身20カ所以上を刺された。病院に運ばれたが、意識不明の重体で心肺停止の状態。警視庁小金井署は、傷害の疑いで住所職業不詳、自称I容疑者(27)を現行犯逮捕した。Tさんは、同容疑者からツイッターで誹謗(ひぼう)中傷の書き込みをされており、武蔵野署に相談していた。

警視庁によると、Tさんは5月に武蔵野署に、I容疑者の名を挙げて「ツイッターに執拗(しつよう)に書き込みをしている」と相談していた。Iさんのツイッターアカウントには、同容疑者のものとみられるアカウントから1日に何件も書き込みがあった。京都在住で、2年前にTさんを知ったと書き込まれている。4月16日には「君も僕もいつか死ぬんだよ。死んでしまうんだよ。大事に生きなきゃね」、同19日に「『死にたい』って言ったらあなたは『死ねば』って言ってくれますか」と書き込んでいた。

 

 

東京都小金井ストーカー事件の経緯

ラブ探偵事務所が東京都小金井ストーカー事件の経緯を紹介

ニュースサイト「ハフポスト」さんの事件経緯が非常に解りやすかったので引用させていただきました。

 

過去のストーカー重大事件

ラブ探偵事務所が過去のストーカー重大事件を紹介
今までにこれだけのストーカー重大事件が発生しているのは御存じだろうか。

ストーカー重大事件簿 | 探偵社興信所の浮気調査はラブ探偵事務所
千葉県松戸市の「ラブ探偵事務所」現役探偵が2000年の施行以来2度の改正を経たストーカー行為等の規制等に関する法律(改正ストーカー規制法)に関わる重大なストーカー事件について詳しく紹介します。ストーカー特定調査はラブ探偵事務所へお任せ下さい。

 

東京小金井ストーカー事件発生後の2016年12月、警視庁は下記のように不備を認める検証結果を公表している。

「直ちに被害者の生命、身体に危害を加える危険性があるとの認識には至らなかったが、当時の資料を再検討すれば、その内容から本事案は人身の安全を早急に確保する必要があると判断すべき事案であった」

 

また、被害者は今回の提訴に踏み切った理由をこう語っている。

「今後起きるかもしれない事件をひとつでも多く防ぐきっかけになること」
「ひとりでも多くの人が救われるきっかけになること信じて」

 

現在も心的外傷後ストレス障害(PTSD)と、体に残る傷痕や後遺症に苦しむ被害者の公表した手記を読んで、この強い想いに感銘を受けた。

施行後、2度の改正をしている「ストーカー規制法」という法律。
その時代に見合ったさらなる法改正を切に望むと共に、今後二度と同様のストーカー事件が発生しない事を切に願う。

 

この記事を書いた人

千葉県松戸市にあるラブ探偵事務所の探偵「エル」です。
これまで多数の調査に携わった経験を活かしているのか(笑)探偵仲間達で気楽に書いているブログです。
たまに探偵目線の有益な情報も公開していますのでお暇があったら是非読んでみてください。
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