学校給食に煙草が混入
絶対にあってはならないことが起こってしまった。
2015年5月11日、千葉県稲毛区にある「千葉市立千草台東小学校」で、給食の麦ごはんの中に成人でなければ購入できない煙草のフィルターが混入していたというのだ。
同校は、炊かれたごはんを千葉県大網白里市の業者から納入していたようだが、ニコチンやタールといった有害物質を含む煙草1本分が、学校給食に混入したことは非常に深刻な問題である。
朝日新聞 2015年5月15日
千葉市教育委員会は14日、市立千草台東小学校(稲毛区、児童数334人)で11日に提供された給食の麦ごはんの中にたばこのフィルターと葉とみられる異物が混入していたと発表した。
少なくとも6年生の男子児童1人が異物を口にしてはき出した。因果関係は不明だが、同日夜、児童は目の充血などの症状が出たという。ほかの健康被害は報告されていない。
同校は自校給食だが、炊かれたごはんは油信製菓所(大網白里市)から納入されていた。5年の1学級でフィルターが発見され、6年の1学級で異物が確認された。異物は、たばこ1本分ほどの量だったという。配膳を中止したが、全12クラスのうち8クラス約200人が給食を食べた。
13日、山武健康福祉センターと炊飯前の米を業者に納入する県学校給食会が同製菓所に立ち入り調査した。調査内容などから、市教委は異物は炊飯後、学校に配送されるまでに混入した可能性があるとみている。同小を含め、市内の9小中学校への同製菓所からの納入を15日から停止する。
一方、同製菓所は13日、東金署に通報しており、事件性の有無などを判断してもらうという。
同市教育委員会は経緯などを調査した結果などから、異物は炊飯後に学校に配送されるまでの間で混入した可能性があるとみているようだ。
では、炊飯後から学校に配送されるまでの間に関わった人物は何人いるのか、どのような状況下で混入したのかなど、しっかりとした原因を追及してもらいたい。