2011年12月、長崎県西海市で、
ストーカー被害を訴えていた
元交際相手の母と祖母が殺害された事件で、
殺人や脅迫などの罪に問われ
一審の長崎地裁で死刑判決を受けた
三重県桑名市の無職・T被告(29)の控訴審判決が
2014年6月24日に福岡高裁であった
古田浩裁判長は、
一審長崎地裁で行われた裁判員裁判の死刑判決を支持し、
同被告側の控訴を棄却する判決を言い渡した
2013年6月の一審判決は、
同被告が千葉県内で同居していた女性が
家族に連れ戻されたと思い込み、
家族を殺して女性を取り返そうと
2011年12月西海市の女性の実家で
母(当時56)と祖母(当時77)を、
出刃包丁で複数回刺して殺害したと認定している
そして、
「2人の命が理不尽に奪われ、
結果は重大。計画性も高い」とし、
求刑通り死刑を言い渡したのだが、
同判決後に同被告は控訴していた
弁護側が一審で争った責任能力については、
同被告が「自分には責任能力がある」と話したため、
控訴審では争点にしていないという
同被告は
「僕は、はめられた。真犯人は別にいる」と述べ、
一審に続いて無罪を主張しており、
弁護側は
「捜査段階の自白は警察官から脅迫を受けており、
任意性、信用性がない。
仮に有罪を認定したとしても一審判決は重すぎる」
として死刑判決の破棄を求めた
一方、検察側は
「捜査は適法で、自白の任意性、信用性を認めた
一審判決の判断に誤りはない。死刑の選択も正当」
などと反論し、控訴棄却を求めていた
同事件では、
ストーカー被害を訴えていた女性が
同被告と同居していた千葉県、
同被告の実家がある三重県、
事件が発生した長崎県と、
3県警が関わっており、
県警同士の連携不足も指摘された
その後、2013年に「ストーカー規制法」が
改正されるきっかけにもなっている
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