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テレビ公開したオレオレ詐欺の受け子逮捕

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テレビで公開されたオレオレ詐欺の受け子

2016年2月29日にTBSで放送された「緊急!TV公開大捜査 特捜事件ファイル2016」の番組がきっかけとなり容疑者が逮捕された。

同番組内では、2016年1月29日に東京都大田区で発生したオレオレ詐欺事件の受け子と見受けられる容疑者の画像と動画を公開して全国民に情報提供を呼びかけた。

 

TV公開したオレオレ詐欺の受け子は高校生

※モザイク加工は当サイトによるもの

 

テレビで放送された容疑者の特徴

年齢:20代くらい

身長:165cmくらい

特徴:中肉・黒髪短髪・推定童貞

同事件では、容疑者が息子を装って男性(89歳)に電話をかけこう偽って手渡しで現金150万円を受け取っている。

「電車の中でカバンをとられ、現金300万円が入っていた」

 

そして同番組放送中、同容疑者を目撃したという視聴者から下記のような情報提供が入っている。

  • 都営住宅に廊下をウロウロしていた男に似ている。
  • ショルダーバッグを持参していた。
  • 息子が似た男に声をかけられた。

 

 

受け子の容疑者は高校1年生の少年

逮捕された同容疑者は、高校1年生(16歳)だったというのだ。

通常、警察は容疑者が未成年の場合に実名など個人が特定されうる情報を公開していない。
しかし、同事件の容疑者がスーツを着用して大人びた風貌だったことから、慎重に判断して犯人は成人と判断した。
そして2016年2月25日、警視庁のホームページでも被害男性宅のインターホンに記録されていた同容疑者の画像を公開している。

 

逮捕に至った経緯としては下記のような状況だったという。

同番組が放送された2月29日、同番組を少年の母親が観ており、「息子に似ている」と思ったという。

同じく同番組放送時刻、少年は兄と外出中だったが兄の携帯電話にも、知り合いから放送された容疑者の画像が送られて来たことなどから、兄が少年を自宅に連れ帰る。

家族が「お前がやったのか?」と問いつめた際、同犯行を認める。

そして放送終了となる2月29日午後10時30分頃、両親付き添いのもと警視庁板橋署に出頭する。

翌日となる3月1日午前7時頃、蒲田署に身柄が引き渡され、逮捕となった。

テレビ放送でここまでスムーズに逮捕に結びついたケースは珍しいのではないだろうか。
また、同番組は2週連続の特番となっており、2月7日にも放送されている。
同放送は、テレビのLIVE放送を活かした最高の結果となっており、関係者の士気も高まっていくのではないだろうか。

 

2016年3月1日 日刊スポーツ

TBS捜査番組きっかけでオレオレ詐欺の容疑者逮捕

TBSで2月29日に生放送された「緊急!TV公開大捜査 特捜事件ファイル2016」をきっかけに、オレオレ詐欺の容疑者が逮捕されたことが1日、分かった。

番組では、防犯カメラに残された男の映像を、事件の詳細とともに伝えた。この放送を見た母親が「息子に似ている」と気づいて問い詰めたところ、息子が認めたという。放送終了からわずか1時間半後に警察に出頭し、事件はスピード解決となった。

番組は2週連続の特番で、次回は7日午後7時放送。同じく恵俊彰が司会を務める。未解決事件のなぞに迫るとともに、オレオレ詐欺、強制わいせつ、コンビニ強盗など、現場のカメラに残された容疑者たちの犯行を生放送で伝え、視聴者からの情報提供を呼びかける。番組では、さらなる事件解決を目指すという。

 

なぜ16歳が詐欺の受け子に?

同少年の供述によると、2015年の夏に海の家のアルバイトをしている時に見知らぬ男性から「楽に稼げる仕事がある」などと声をかけられたのだという。

近年の「オレオレ詐欺」20代のフリーターや学生などが複数の役になりすまして電話をかける「かけ子」をしていたり、低年齢化が目立っているのだ。

中でも、被害者と接触して現金を受け取る「受け子」10代が多くなってきたように感じる。
特に「受け子」は、被害者と接触して現金を受け取るため、容姿を見られるというリスクがある。
その他にも、街中に設置されている防犯カメラなどに撮影されるリスクもあるので、真っ先に逮捕される危険がともなう。
その高リスクの割には、数万円程度の報酬だと言われているのだから「高リスク低リターン」とも言えるので、よっぽどのことがない限り、大人では躊躇するだろう。

しかし、これが「受け子」の対象を10代の未成年だとどうだろうか?
通常のアルバイトなどだと、東京都の場合でも時給900円~1100円ほどなのだから、例えば3万円稼ぐ場合は27~33時間は働かなければならない。
ただ、被害者と接触し、決まったセリフを言って現金を受け取ってくるだけで、数万円もの大金を手にすることが可能なので「高リスク高リターン」となるだ。

「オレオレ詐欺」の元締めや管理職は自分達が絶対に逮捕されないように「受け子」とは直接接点は持たず、仲介する人物などが10代の未成年や20代前半の若者を「受け子」として勧誘しているのだ。

これからも、未成年の詐欺は急増していく可能性が非常に高いだろう。

 

千葉県松戸市の「ラブ探偵事務所」現役調査員L