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【注意】アダルトサイト返金を装う探偵業者

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アダルトサイト返金を装う探偵業者にご注意を!

【注意】アダルトサイト返金を装う探偵業者

国民生活センターが2016年12月15日、アダルトサイトの利用料請求でトラブルに巻き込まれた人をターゲットとして営業し、無理な調査を勧めるという内容の二重被害的な探偵トラブルが急増していると発表した。

 

2016年12月15日 毎日新聞より引用

<アダルト課金>「探偵が解決」ご注意…被害急増 

国民生活センターは15日、アダルトサイトの利用料請求でトラブルに巻き込まれた人に対し、探偵業者が返金など解決の請負を装って不当な契約を結ぶ問題が急増していると発表した。自治体の相談窓口と似た名称を使って集客し、アダルトサイト業者に関する簡単な調査だけで済ませるケースが多い。

探偵業法は探偵の業務について、調査と依頼者への報告と定めており、返金などの交渉はできない。依頼者は二重でトラブルに遭うことになり、センターは慎重な確認と検討を呼びかけている。

こうした内容の相談は、2013年度の582件から14年度は3106件、15年度は4543件に増え、今年度は11月末で既に4191件となっている。

相談者は男性が6割で女性が4割という。

 

二重被害を狙った悪質な探偵業者

二重被害を狙った悪質な探偵業者

今回、国民生活センターが発表した内容は、悪質な探偵業者がアダルトサイトの利用料請求でトラブルに巻き込まれた人をターゲットとして、示談交渉返金請求などができると誤解させた上で、不当な調査契約を結ぶというものだ。

実際に、エルも数年前から二重被害トラブルが増えてきていることは聞いていたが、被害件数がここまで急激に増えているとは、同業者として非常に恥ずかしいと思っている。

 

二重被害トラブルの相談件数

2013年度    582件

2014年度 3,106件

2015年度 4,543件

2016年度 4,191件
(11月末現在)

 

この件数は、国民生活センターへの相談ということなので、氷山の一角に過ぎないだろう。
そして、ここに相談に来ない被害者を含めると、最低でも上記の件数の3~4倍程度の被害者がいるものと推察されるのではないだろうか。

そもそも、探偵事務所興信所などの探偵業者には「探偵の業務適正化に関する法律(以下、探偵業法と表記する。)」という名称の法律があり、すべての探偵業者はこの「探偵業法」を遵守しながら日々の業務を行っているはずなのだが、一部の悪質な探偵業者は違法性のある行為も調査として高額な報酬を得ているという実態がある。

また、探偵業調査とご依頼者様へのご報告が業務となるので、どのような種類の調査項目でも現地に出向く実地調査を行って、ご依頼者様へ結果をご報告しなければならないが、一部の悪質な探偵業者はまったく調査せずにいい加減な報告をして高額な報酬を得ているというのも事実だ。

 

違法行為も調査にする悪質な探偵業者

違法行為も調査にする悪質な探偵業者

昔から詐欺まがいな契約を交わして高額な金額を請求する悪質な探偵業者は少なくない。

ここからは過去にあった示談交渉返金請求といった業務内容から、悪質な探偵業者が調査として請け負った違法行為の一部をご紹介したいと思う。

 

浮気相手との示談交渉業務

浮気相手への慰謝料請求業務

出資トラブルの示談交渉業務

出資トラブルの返金請求業務

パチンコ攻略トラブルの示談交渉業務

パチンコ攻略トラブルの返金請求業務

出会い系トラブルの示談交渉業務

出会い系トラブルの返金請求業務

アダルトサイトトラブルの示談交渉業務

アダルトサイトトラブルの返金請求業務

ストーカートラブルの示談交渉業務

ストーカートラブルの慰謝料請求業務

近隣トラブルの示談交渉業務

近隣トラブルの慰謝料請求業務

 

おおまかな内容を例に挙げてもこれだけあり、細かく事例を挙げていくとキリがないくらいなのだ。
これらの示談交渉返金請求といった業務を行えるのは、被害に遭った当事者か弁護士などの法的専門家でなければならない。

しかし、一部の悪質な探偵業者はこのような業務内容を調査として請け負い、多額の報酬を請求してくることが多いのだ。

 

悪質な探偵業者の見極め方は?

悪質な探偵業者の見極め方は?

真っ当な探偵業者悪質な探偵業者を見極めるには、どのようにしたらよいのか?

ここからは、すぐに使える「悪質な探偵業者を見極める6つの方法」×でお伝えしていきます。

 

〇 調査を依頼しても問題が無い安全なケース

△ 場合によってはトラブルに巻き込まれる危険なケース

× 絶対に依頼しない方がいい危険なケース

 

1.探偵事務所の有無を確認する

× 事務所が実在しない。

△ 事務所はあるがレンタルオフィス。

〇 事務所が実在する。

2.探偵業の届出を確認する

× 事務所に届出証明書が掲示されていない。

△ 事務所の届出証明書がコピーだった。

〇 事務所に届出証明書が掲示されている。

3.面談時には名刺をもらう

× 名刺は契約者でないと渡せないと言われた。

△ 契約後に違う会社名の名刺に交換された。

〇 しっかりと名刺を渡された。

4.面談時は喫茶店やファミレスで会わない

× 駅近の喫茶店やファミレスで相談と言われた。

△ 事務所に相談スペースが無いと言われた。

△ 事務所は先着の相談者がいると断られた。

〇 面談時は事務所への訪問も可能と言われた。

5.調査依頼はメールのみで行わない

× メールのみで調査を依頼した。

△ メールと電話のみで調査を依頼した。

〇 調査契約書類を交わして調査を依頼した。

6.事務所以外での調査依頼はクリーングオフが適用される

× 契約時に契約書類を交わさない。

× 契約時にクーリングオフの説明が無い。

× 契約時にクーリングオフの書類が無い。

× 契約書類にクーリングオフの期限が記載されていない。

△ 契約書類が簡易過ぎる。

〇 調査依頼時にクーリングオフの説明があり、書類も渡された。

 

今後、各種調査をご検討されている方は、悪質な探偵事務所に調査を依頼しないように参考にしてみてください。

 

千葉県松戸市の「ラブ探偵事務所」現役調査員L