全国の警察は、
5年前から裁判員裁判の対象事件で、
取り調べの録音・録画を試験的に始めているが、
警察庁が2013年度の実施状況を調べたところ、
裁判員裁判や知的障害のある容疑者の事件の
合わせて33件の事件で、
初めて取り調べ全過程の
録音・録画を実施していたことが分かったという
全過程の録音・録画を行ったのは、
愛知県警が8件で最も多く、
千葉県警が5件、
兵庫県警と鳥取県警が4件、
山口県警が3件、
群馬県警と青森県警が2件、
神奈川県警が1件などとなっている
また、録音・録画を行ったのは全体で3,105件で、
前の年度よりも468件増加し、
対象となる事件のうち実施率は94%となり、
前の年度よりも増えているという
一方で、取り調べ担当の警察官へのアンケート調査では、
91%が「効果がある」と回答しましたが、
89%が録音・録画を一律に義務づけることに反対しているらしい
法制審議会の特別部会の最終案では、
裁判員裁判の事件などを対象に
すべての過程で録音・録画を行うことを義務づけていて、
警察庁は、録音・録画での警察官の取り調べの技量を
さらに高めるようにするという
裁判員裁判の事件では、
一般から選ばれた市民が裁判員として参加するので、
公正な判断をするためにも、
取り調べ全過程の録音・録画には賛成ですね


電話で24時間無料相談 0120-783-132



