静岡県警は2014年7月22日、
職務上知り得た個人情報を暴力団関係者に漏らしたとして、
地方公務員法違反容疑で逮捕された
天竜署巡査部長S容疑者(36)が、
大麻を所持し、
入手先の知人男性にも情報を漏らしていたとして、
大麻取締法違反(所持)と
地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで書類送検、
同知人男性も、
地方公務員法違反(そそのかし)容疑で
書類送検したと発表した
同県警は同日、同容疑者を懲戒免職とし、
天竜署の前署長ら上司3人を厳重注意処分
静岡地検は同日、
地方公務員法違反罪で同容疑者を起訴している
同容疑者は、
2004年ごろから大麻を使い始めていたらしいが、
6月13日に自宅へ駐車中の乗用車内で、
乾燥大麻0.044グラムを所持していたことが
書類送検容疑となっている
また、2011年11月頃には、
同県内在住の30代男性に頼まれ、
同県警の情報管理システムで
別の知人に関する照会履歴を調べて
携帯電話で教えており、
両容疑ともに認めているという
同容疑者と知人男性らは
一緒に大麻を入手して使用した仲間で、
自分たちが薬物捜査の対象になっているかを調べるため、
他署からの照会履歴を確認していたとみられる
過去5年間、同容疑者が捜査などに関係なく
情報管理システムを使った記録は約180回あったという
当初、同容疑者は2014年7月1日、
暴力団関係者の40代男性(4月に病死)に頼まれ、
同男性の知人である男女の住所を情報管理システムで調べ、
教えたとして逮捕された
その後の調べで、
同男性に家族旅行の代金を肩代わりしてもらうなど、
約40万円の接待を受けていたことも発覚している
個人情報の漏洩は、絶対にあってはならないものですが、
警察に在籍している現役署員が漏洩とは
信じられない事件です