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三鷹ストーカー殺人被告、事件前に具体的犯行計画②

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事件の3ヵ月前から具体的犯行計画を立てていた②

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「三鷹ストーカー殺人事件」までの経緯は下記のような状況だったという。

I被告は、インターネットで知り合った女子生徒と2011年12月頃に交際を始めたが、その際、私大生と身分を偽っていた。

2013年1月に別れ話を持ち出された後も、電話やメールを送るなど脅迫行為を繰り返し、再三会うように強要していたという。

2013年6月に女子生徒宅に電話をかけた際、父親から連絡をやめるよう注意を受けたが、「別の男と交際されるくらいなら殺害しよう」と同年7月頃から殺害を決意したという。

その後は、自身の手帳に「運送屋を装って近づく」「あまり現場をうろつかない。所要時間は15~20秒」などと、具体的な方法などを書き込み、殺害を事前に計画していた。
友人と空手の組手を練習するなど、友人を女子生徒に見立て「殺害の予行演習」を行い、ナイフを購入したり、ジムに通うなど準備を進めたようだ。

そして同被告は、2013年9月末に上京し、約11日間にわたって女子生徒宅周辺の最寄り駅で待ち伏せをしたり、野宿をしたりして殺害の機会をうかがっていた。

2013年10月7日午前、女子生徒は両親と警視庁三鷹署を訪れ、以前交際していた同被告からのストーカー行為(待ち伏せや付きまといなど)を相談するが、対応した三鷹署の担当者は危険が差し迫っているとは思わず、上司に報告しなかった。警視庁は2013年12月、相談段階で危険性や切迫性を的確に判断する仕組みが必要だったとの検証結果を公表している。

同日、同被告は女子生徒が警察に相談しようとしていることに気づき、逮捕をおそれ、翌日となる10月8日午前11時頃から女子生徒宅に侵入し、犯行までの約6時間クローゼットの中などに隠れていた。
午後4時55分頃、女子生徒が帰宅すると所持していた刃渡り約12.7センチのペティナイフで首や腹部などを何度も突き刺して失血死させた。
同被告は、友人に電話で「成就した」と告げ、殺害を実行したことを報告している。

同事件の初公判では、検察側・弁護側共に起訴内容に争いはなく、量刑が争点となるようだ。
今後は被告人質問などが行われ、判決は8月1日の予定になるという。